Apache Wicket 10 入門ガイド
このサイトは、Javaの基本は理解しているがApache Wicketを使ったことのない開発者を対象とした、 Wicket 10.x の日本語チュートリアルです。Mavenでのプロジェクト作成からコンポーネントの使い方まで、 Eclipse を使った開発を前提にステップバイステップで解説します。
Apache Wicket とは
Apache Wicket は、Javaで書かれたコンポーネント指向のWebアプリケーションフレームワークです。 SwingのようなデスクトップアプリのプログラミングモデルをWebに持ち込み、 HTML テンプレートと Java クラスを1:1で対応させることで、型安全で再利用性の高いWeb開発を実現します。
Spring Boot(Spring MVC + Thymeleaf)のような「リクエスト指向」のフレームワークとは根本的に異なるアプローチを取っており、 フォーム処理やAJAX操作をJavaコード上でシンプルに記述できるのが大きな特徴です。
対象読者
- Javaの基本文法・オブジェクト指向を理解している方
- Maven の基本的な使い方を知っている方
- Eclipse での開発経験がある方
- Wicket は初めて触る方
前提環境
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| Java | JDK 17 以上(JDK 21 推奨) |
| Apache Wicket | 10.8.0 |
| ビルドツール | Apache Maven 3.8+ |
| IDE | Eclipse(2023年以降のバージョン推奨) |
| サーブレットコンテナ | Jakarta Servlet 5.0+(Jetty 11+、Tomcat 10+) |
目次
SEO対策・レンダリング戦略・canonical
デフォルトの REDIRECT_TO_BUFFER が SEO に与える影響と、ONE_PASS_RENDER への切り替え方、canonical タグの実装方法を解説します。
このガイドでは Apache Wicket 10.8.0 を対象としています。
Wicket 10.x は Java 17 以上が必須で、Jakarta 名前空間(jakarta.servlet)を使用します。
Wicket 9.x 以前の javax.servlet とは互換性がありませんのでご注意ください。